「オーストラリアのワーホリが終わるときって帰国前に口座は解約すべき?」「維持したいんだけど、注意点やデメリットは?」など、オーストラリアの銀行口座についてお悩みではありませんか?
オーストラリアの銀行口座は、維持と解約どっちがおすすめなのか?は、今度、あなたがオーストラリアに高頻度で来るのか?口座を使うのか?によって変わります。
ただ、帰国後のタックスリターンやスーパーアニュエーションの返金受け取りや金利が高いなどのメリットもあります。
このページでは、こんな疑問を解決していきます。
●帰国後もオーストラリア口座を維持するメリット
●帰国後もオーストラリアの口座維持するときの注意点
●オーストラリア口座を非住居者に変更手続きする方法
●日本からオーストラリアの銀行口座の解約する方法
●帰国時にオーストラリアの銀行口座を解約した方がいい人は?
最後まで読めば、オーストラリア口座を維持する際の確認すべき内容が分かり、安心して帰国することができますよ◎
急な帰国で口座がそのままになっている人も、ぜひ参考にしてくださいね!
結論│帰国時にオーストラリア口座の解約がおすすめの人・維持がおすすめの人
結論から言うと、オーストラリアの口座を解約した方が良いのか?維持した方が良いのか?は、人によって変わります。
ポイントは、以下の2つの点。
●今後もオーストラリア口座を使うのか?
●いくら口座に残っているのか?
それでは、「解約がおすすめの人」「維持がおすすめの人」を見ていきましょう。
オーストラリアの口座の解約がおすすめの人
オーストラリアの口座の解約がおすすめなのは、以下のような人です。
●口座のお金が2,000ドル未満
ワーホリ後は、あまりオーストラリアに来ない人・口座をほとんど使わない人は、維持する必要はありません。
また、オーストラリアの口座は、毎月5ドルの維持費がかかります。
無料にするには、毎月2,000ドルの入金が必要です。これは、自分の「Savingアカウント」と「Checkingアカウント」間のトランスファーでもOK!
それがクリアできない場合は、帰国前に解約することをおすすめします。
オーストラリアの口座の維持がおすすめの人
オーストラリアの口座の維持がおすすめの人は、以下の人。
オーストラリアによく来るなら、毎回両替や送金をするより、そのまま口座を維持する方がお得ですし、手間も省けます。
しかも、ANZとCommonwealthなら、口座を閉じたいときはアプリから手続きができます。
後ほど詳しく紹介しますが、面倒なこともありませんでした。
ただし、口座維持費を無料にするために、2,000ドル以上は口座に残しておきましょう。
参考:私がワーホリ後も口座を維持して解約した理由
私はオーストラリア口座を解約せず、帰国後も3年ほど口座を維持していました。
維持していた理由と解約した理由は、以下の通りです。
●オーストラリア旅行や長期滞在を視野に入れていた
●日本よりも金利が高い
【解約の理由】
●ワーホリ後のオーストラリア滞在で気が済んだ
●外貨預金も金利が高め
●いざという時の手続きを考慮して、日本の銀行の方が安心感がある
私が9,000ドルほど入れていたときは、多いときで1ヶ月10ドルほどの金利がついていました。旅行時も便利ですし、お得なのでおすすめです◎
ただANZの場合、久しぶりに利用すると、それまでしばらく入出金やカード利用がなかったことから、セキュリティ対策でロックされたことがあります。
ある意味では安全性が高く安心なのですが、ロックの解除に電話が必要という手間がネックでした。
国際通話がお得にできる「LINE Out」「Skype」がサービス終了となったことで、「Viber」もいつまで使えるか、少し不安なところ…。
また、万が一、私に何かあって、家族の誰かに解約などの手続きをお願いできるか?考えると、難しそうな気がしました。
そして今後、頻繁にオーストラリアに旅行する予定がない場合、金利に魅力を感じているなら日本の外貨預金もアリかなという結論になりました。
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帰国後もオーストラリア口座を維持するメリット
口座を解約せず、維持する主なメリットは4つ。
2.自分のタイミングで日本への送金も可能
3.金利も良い
4.オーストラリア旅行で便利
帰国後も口座を維持した私としては、維持もおすすめです!ただし、解約方法や注意点などを知っておいた方がいいと思います。
続いて、上記の中の『タックスリターンやスーパーアニュエーションの返金の受け取り』のメリットについて、もう少し詳しく紹介したいと思います。
金利はどれくらいなのか?
参考までにお伝えすると、ANZでほとんどをSaving口座に入れた状態にすると、以下のように毎月金利がつきます。
■2023年10月:$12.48
■2023年9月:$11.54
■2023年8月:$12.32
【残高およそ5,000ドル】
■2025年2月:$5.43
■2025年1月:$6.00
■2024年12月:$5.78
金額は少し幅はありますが、ざっくりいうと、こんな感じです。
手数料なしで毎月金利があるので、日本で預金しておくよりはお得感がありますよね◎
タックスリターンやスーパーアニュエーションの返金の受け取りWiseでも可能
タックスリターンやスーパーアニュエーションの返金の受け取りは、オーストラリアの口座はもちろんですが、Wise口座でも可能です。
そのため、今後オーストラリアに来ないだろうという人は、Wiseをおすすめします。
スーパーアニュエーションの返金の受け取りは、日本の銀行口座への海外送金も可能ですが、手数料などを考慮すると、オーストラリア口座かWiseがお得です。
タックスリターンの受け取りについては、オーストラリア口座がない場合は、小切手になる注意点があります。
海外では一般的な小切手ですが、日本で小切手を換金できる銀行は、ほとんどありません。
私がカナダからのタックスリターンを小切手でもらったときは、換金できる銀行が近くになかったのでオーストラリアのワーホリに来てから換金したくらいです。
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帰国後もオーストラリアの口座維持するときの注意点
帰国後もオーストラリアの口座を維持する場合にしておくべき手続きが4つあります。
2.checking口座とsaving口座間で毎月2000ドルを移動させること
3.デビットカードの更新は自分で申し出る
4.登録する電話番号の変更も忘れずに
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.非住居者に登録を変更する
非住居者にすべき理由は、タックスリターンを自力でやった人は覚えているかもしれませんが、金利もタックスリターンの項目に当てはまるからです。
非住居者にしないと、最悪の場合、ペナルティの対象になると言われているので、必ず非住居者に変更しておきましょう。
非住居者にしておけば、タックスリターンの手続きが不要になります。
以下のように、自動で税金を引いてくれます↓

出典:ANZアプリ
ANZのオペレーターさんは、銀行にTFNをそもそも登録していなかった人は、気にしなくていいと言っていましたが、もしものために変更しておくのがおすすめです。
※非居住者への変更方法はのちほど。
2.checking口座とsaving口座間で毎月2000ドルを移動させる
口座維持費を無料にする対策です!
checking口座とsaving口座間で毎月2000ドルを移動させればOK!
スマホアプリを使えば秒で終わるので、そんなに手間ではありませんよ◎
3.デビットカードの更新は自分で申し出る
一般的にデビットカードの期限に近づくと、銀行から新しいカードが自動的に送られてきます。
しかし、オーストラリアから出国した場合は、自分から新しいカードが欲しいと申し出ないと送られてきません。
ANZだったらインターネットバンキングまたは、アプリからメッセージを送れば、国際郵便で新しいカードを送ってくれます。
メッセージを送らなくても、国際郵便で連絡が届くので安心してください。
ただし、事前に日本の住所への変更を忘れずに!
※メッセージの送り方は、あとの章で紹介します!
4.登録する電話番号の変更も忘れずに
問い合わせ内容によっては、アプリのチャットからしか対応できないケースも増えてきました。
その際に、スマホにSMS認証が送られてくることがあるので、日本のスマホの電話番号への変更も忘れないようにしましょう。
※電話番号の変更手続きは、ANZの場合はウェブサイトのインターネットバンキングからできます。
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オーストラリア口座を非住居者に変更手続きする方法
非居住者に変更する方法は2つありますが、おすすめは、帰国前に直接銀行の窓口に行くこと。
2.国際電話をする
国際電話だとつながるまで時間がかかりますし、それに応じて通話料も高くなります。
なので、できるだけ現地で登録内容を変更しましょう。
それでは、詳しく手続き方法を紹介します。
1.銀行の窓口に直接行く
銀行の窓口で行って、
「I’d like to update may Tax File Number from resident to Non-resident.」
みたいな感じで、伝えれば対応してくれます。
「帰国するんだけど、口座はキープしたい」ということが伝わればOKです!
2.国際電話をする
日本から非住居者に変更する場合は、銀行に電話をかけて対応してもらいます。
インターネットバンキングやアプリのメッセージでは手続きできません。
私も日本から国際電話で手続きしましたが、できるだけ帰国前に現地の窓口で手続きすることをおすすめします!
理由は3つ。
●人によっては伝わりにくい
●国際電話が安いアプリを使ったとしても料金が発生する
自動音声からオペレーターにつながるまで30分かかりました。さらに「担当じゃないから他の人に代わるね!」と言われて、20分くらい待ちました。
現地での手続きの方が圧倒的に簡単だと思います。
すでに帰国してしまった人は、国際電話は料金がお得になるアプリを使うのがおすすめ。※私は『LINE out』を利用しましたが、サービス終了済み
ANZの場合の連絡は以下に連絡しましょう。それと、銀行に電話をかける前に、日本の電話番号・住所に変更しておきましょう
電話番号:+613 9683 9999
受付時間:AM8時~PM8時
※週末はPM6時まで
【本人確認で聞かれること】
・セキュリティーコード
・電話番号
・今住んでいる国
日本からオーストラリアの銀行口座の解約する方法
日本からオーストラリアの銀行口座の解約する方法は2つあります。
1.アプリからメッセージを送る
2.国際電話
口座にお金が残っている場合は、解約の連絡する前に他の口座に移動させておきましょう。
それぞれの解約方法について、詳しく見ていきます!
1.アプリからメッセージを送る
国際電話するよりも、アプリからメッセージを送って解約する方法が1番おすすめです!
念のため、ANZを例にメッセージを送る方法を画像を使って確認しておきます。

出典:ANZアプリ
②下にある『Support』をタップ
③『Message us』をタップ
④『I’d like to close my account.』とメッセージを送る
⑤後から来る案内に沿って、必要な情報を送る
2024年頃からウェブのネットバンキングから送れるメッセージが限られ、アプリのチャットの利用がスタンダードになってきました。
そのためiPhoneの場合は、2つのメールアドレスを使って、オーストラリアのアップルアカウントと日本のアップルアカウントを使い分けることをおすすめします。
2.国際電話
あまり電話での手続きはおすすめしません。
オペレーターへ電話がつながるまで時間がかかるため、通話料が高額になるリスクがあるからです。
以前は、国際電話の料金がお得な『LINE out』などのアプリがありましたが、最近はスカイプも都度利用できるお得な国際通話プランがなくなってしまいました。
ANZとCommonwealthは、アプリでメッセージ送れば対応してもらえますが、どうしても電話じゃないとだめと言われたら、国際電話をしましょう。
電話番号:+613 9683 9999
受付時間:AM8時~PM8時
※週末はPM6時まで
本人確認のため、セキュリティーコードが聞かれるはずなので、準備しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
日本からでもオーストラリア口座は簡単に解約できるので、個人的には帰国時は口座維持がおすすめです!
ただし、非住居者への登録変更だけは帰国前に窓口で手続きしておきましょう。
もし、窓口でできなかった人は、国際電話が安くなるアプリを利用して、日本から電話で手続きすればOKです!
このページがあなたにとって、役立つ情報になったら幸いです。ありがとうございました。