「Wiseとソニー銀行を比較したら何が違うの?」「留学にはどっちが良いの?」
こんな疑問はありませんか?
結論、海外旅行や短期留学などでは、ソニー銀行。
長期留学・ワーホリ・海外赴任など長期滞在は、Wiseとソニー銀行を用途に応じて使い分けることがおすすめです。
どちらも海外決済や外貨両替がお得でおすすめですが、細かい違いや注意点も見つかりました。
さいごまで読むことで、あなたにどちらが合っているのか?1番お得な使い方が見つかるでしょう。
利用者の生の口コミも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
結論|Wiseとソニー銀行、どっちがおすすめか
Wiseとソニー銀行は、どちらも海外決済や外貨の管理がお得で便利なサービスです。
では、どちらがおすすめなのか?結論は、状況によって以下の通リに変わります。
→ソニー銀行のみで十分
※外貨対象外の国に行く場合は、Wiseが必要
●長期留学・ワーホリ・海外赴任などの長期滞在
→両方を用途に応じて使い分けるのがおすすめ。
※1つに絞るならWise
両替やカード決済はソニー銀行がわずかにお得ですが、海外送金はWiseの方が手数料が安いことから、現地で多額が必要なのか?海外送金が必要か?がポイントです。
それでは、さらに詳しい比較を次の章で見ていきましょう。
\海外送金・レートがお得なデビット/
Wise(ワイズ)
【Wiseのおすすめポイント】
1.お得なレート&ATM出金も可能!Wiseデビットカード!
2.セキュリティ安全性も高い(決済通知・アプリで即利用停止・返金対応など)
3.世界中のほとんどの国で利用できる!
4.海外送金もお得!
6.しかも着金までが早い!
Wiseとソニー銀行の違いを徹底比較
まずは、Wiseとソニー銀行の違いをまとめた表をごらんください。
▼表が大きい場合は横にスクロールできます
Wise | ソニー銀行 | ||
---|---|---|---|
各外貨口座 | 所在地 | 各国にある現地口座 | 日本にある外貨口座 |
金利 | なし | あり | |
対応通貨 | 40以上 | 12 | |
両替手数料 | 通貨によって 0.68%~ | 通貨によって 15銭~ ※ステージに応じて安くなる |
|
海外送金手数料 | 通貨によって 0.68%~ | 3,000円 | |
デビット カード | 国際ブランド | Mastercard ※日本発行のカードの場合 | VISA |
発行料 | 1,200円 | 無料 | |
ATM出金 手数料 | 70円/回 +1.75% (3万円まで無料) | 1.79% | |
Apple Pay | × ※日本発行のカードは非対応 | ○ | |
Google Pay | × ※日本発行のカードは非対応 | ○ |
Wiseとソニー銀行の大きな違いは、銀行かどうかという点。
ソニー銀行は、外貨に強い日本のネット銀行ですが、Wiseは、複数の通貨を1つの口座にまとめて管理できる「マルチカレンシーアカウント」です。
では、利用するときの細かくい違いを以下の3つの項目に分けて見ていきましょう。
●外貨両替
●海外送金
●デビットカード
まずは、外貨両替から。
1.外貨両替はわずかにソニー銀行がわずかにお得
外貨両替は、大差ではないものの、わずかにソニー銀行がお得です。
ただ、1万円の両替でたった1円未満の差なので、どっちもお得であることには変わりないでしょう。
ソニー銀行とWise、それぞれの留学先に人気のオーストラリア・カナダの通貨に両替する場合を比較しました。
レートは、どちらもリアルタイムで変動します。
例:1万円を両替 | 豪ドル | カナダドル | |
---|---|---|---|
Wise | 受取金額 | AUD106.56 | CAD95.84 |
レート | 93.2966円 | 103.739円 | |
手数料 | 0.58% | 0.58% | |
合計手数料 (円換算) | 58円 | 58円 | |
ソニー銀行 | 受取金額 | AUD106.65 | CAD95.97 |
レート | 93.31 | 103.74 | |
手数料 | 15銭 | 15銭 | |
合計手数料 (円換算) | 47円 | 43円 |
※ソニー銀行の総額の手数料は、表示価格をもとに自分で計算しています。
上記の通り、受取金額はどっちも同じくらい。外貨両替だけをみると、どっちが良いのか?決めるのは難しいですよね。
しかし、ソニー銀行で両替・保有できるのは、以下の12通貨のみなので、その他の国に旅行する場合はWiseを利用しましょう。
ユーロ・ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・スイスフラン・香港ドル・ブラジルレアル・人民元・南アランド・スウェーデンクローナ
ただ、ソニー銀行は、口座開設から2ヶ月間は両替手数料がお得になるキャンペーンを実施しています!
ソニー銀行は開設後2ヶ月は両替手数料が無料!
ソニー銀行の外貨両替がお得になる新規キャンペーンは、以下の通りです。
カスタマーサポートに問い合わせたところ、金額に上限はないとのことです。
例えば、50万円を両替したら、ざっくり2,000円~3,000円の手数料をお得にできます。
この点は、ワーホリに行く人にも高く評価されています。
そういえばソニー銀行で円から豪ドルに換金したときに手数料かからなくて、いつまで無料でできるのかなって思って調べたら、開設して2ヶ月間は無料らしい🥳
Wiseは初回から手数料取られるから、この点はソニー銀行の方が良い! pic.twitter.com/Kp2Y3tJkhm— Y🇦🇺 ‘24ワーホリ (@rbifbftg) August 10, 2024
先人たちのポストみると、ソニー銀行がよさげ!外貨預金を支払い口座にしてSony Bank WALLET使えば、海外利用時の手数料が無料!ソニー銀行口座開設直後だと、為替コストがゼロ!先人たちありがとう😭🫶 #オーストラリア #ワーホリ
— Nana🇦🇺ワーホリ準備中 (@20240409Holiday) May 5, 2024
では、お得に両替できたとして、そのお金を海外口座に送金したり、現地で出金するときの手数料を含めたらどうなのか?という点も見ていきましょう。
2.海外送金はWiseがお得
海外送金手数料に関しては、Wiseに軍配が上がります。
Wiseは通貨によって0.68%~。
一方、ソニー銀行は、1回につき3,000円の海外送金手数料がかかります。
具体例として、私が過去にWiseから日本の口座に海外送金した時の手数料を紹介します。
●送金額:USD 6,762ドル
●手数料:USD 12.43ドル
●受取額:USD 6,749.57ドル
●送金額:AUD 5,414.46ドル
●手数料:AUD 22.26ドル
●受取額:JPY 511,471円
(レート:1AUD=94.8539円)
私がワーホリに渡航した時は、Wiseを知らなかったので日本口座→海外口座の送金ではないのですが、いずれも3,000円以下の手数料であることが分かります。
そのため、ソニー銀行の新規キャンペーンでお得に外貨両替して海外送金するのがお得かどうか?は、金額がさらに大きければWiseよりもお得になる可能性がありますが、少なければWiseの方がお得と言えるでしょう。
上記のことから、ソニー銀行の新規キャンペーンは、両替した外貨を海外送金せず、カード決済する方がお得になりそうですね。
注意!Wise経由でソニー銀行の外貨預金に外貨のまま送金できないケースもある
留学・ワーホリなどで「現地通貨をWie経由で、ソニー銀行の外貨預金に送金したい」というケースもありますよね?
Wise経由でソニー銀行に外貨のまま送金できるかどうか?は、通貨によって異なります!
〇:米ドル
〇:英ポンド
〇:ユーロ
×:オーストラリアドル
×:カナダドル
というのも、ソニー銀行で外貨を受取するには「SFIWTコード(スイフトコード)」が必要になります。
「SFIWTコード」は、国際送金で使われる金融機関の識別コードです。
しかし、Wiseから送金する際、「SFIWTコード」で日本国内に送金できない通貨もあるからです。
例えば、Wise経由のオーストラリアドルの送金は、オーストラリア国内の銀行を識別する「BSBコード」のみが対応。SFIWTコードは対応していません。
ソニー銀行の外貨預金は、あくまで日本の銀行口座でBSBコードがないため、Wiseからソニー銀行にオーストラリアドルの送金はできないということです。
ぜひ、頭の片隅に入れておいてくださいね。
3.デビットカードはどちらも使いやすいけど…
Wiseとソニー銀行は、どちらもデビットカードがあります。
基本的には、どちらも使いやすいですが、人によって好みが分かれそうです。
①Wiseはカード発行料がかかる
②安全性はどちらも高い
③ATM出金は3万円/月まではWiseがお得
④Apple PayやGoogle Payに対応しているのはソニー銀行
それぞれ詳しく確認していきましょう。
①Wiseはカード発行料がかかる
ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」は、無料で発行してもらえますが、Wiseのデビットカード「Wiseカード」は、1,200円の発行料かかります。
口コミを見ていると、無料の「Sony Bank WALLET」だけで十分という意見もありますが、留学など海外長期滞在の人たちは両方持つ人も多かったです。
渡豪して10日、今のところソニー銀行のデビットカードしか使用してないです。
現金は運転免許の翻訳を大使館に作ってもらった時のみ使用しました。
デビットカードは使用できない場合もあるので一応クレジットカード1枚あれば良さそう。
wiseは$→円にする時以外使わないですね。— Kaito🇦🇺restart (@Australia2023_k) September 11, 2023
ちなみに、デビットカードが届くまでの期間は、「Sony Bank WALLET」は口座開設から10日ほど。
一方「Wiseカード」は任意の申し込みをしてから、通常1~2週間で届くと言われていますが、口コミでは3週間かかる人もいるので注意しましょう。
②安全性はどちらも高い
WiseカードとSony Bank WALLETは、どちらもアプリから利用停止・解除の設定ができるので、セキュリティ面でも安心です。
例えば、ワーホリで仕事を始めて現地の銀行口座のデビットカードをメインで利用するようになったら、WiseカードやSony Bank WALLETの利用を停止しておくことで、不正利用防止になります。
細かい違いをいうと、Wiseカードはチャージして使うプリペイドタイプという点。
個人的には「銀行と直結していないWiseカードの方が安心」だと思っていましたが、「銀行であるソニー銀行にお金を置く方が安心」という声もあるので、どっちも同じくらいの安全性と言えるでしょう。
③ATM出金は3万円/月まではWiseがお得
ソニー銀行の海外ATMの手数料は、1回につき1.79%です。
一方、Wiseカードは日本で発行すると、月2回まで合計3万円までATM利用料が無料。
ただ、3万円を超える分に関しては、ソニー銀行の方が安くなる可能性があります。
また、国外でWiseカードを発行した場合のATM利用料は、以下のように変わります。
▼表が大きい場合は横にスクロールできます
登録住所 | 出金回数 | 月間無料額 (合計) | 以降手数料 |
---|---|---|---|
日本 | 2回 | 3万円 | 70円/回 +1.75% |
アメリカ | 100USD | 1.50USD/回 +2% |
|
カナダ | 350CAD | 1.50CAD/回 +1.75% |
|
イギリス | 200GBP | 0.50GBP/回 +1.75% |
|
オーストラリア | 350AUD | 1.50AUD/回 +1.75% |
|
ニュージーランド | 350NZD | 1.50NZD/回 +1.75% |
ソニー銀行から3万円分の外貨を出金した場合の手数料は、500円ほど。
毎月現金を出金するなら、ちりつもで高くなりますが、1回ならそこまで大きな差ではありません。
また、海外長期滞在の場合は、現地の口座を開設したらWiseなどでまとめて海外送金してしまえば、Wiseやソニー銀行から現金を出金する機会は、そんなに多くはないでしょう。
そのため個人的には、ATM利用料は優劣はなく、どっちも同じくらいだと思います。
④Apple PayやGoogle Payに対応しているのはソニー銀行
下記の口コミのように、Apple PayやGoogle Payを利用したい人は、ソニー銀行がおすすめです。
色々調べてみて豪ドル現金で持ってかないことにした!
WiseのデビットカードはApplePayに対応してないから発行してなくて、ソニー銀行のキャッシュ兼デビットカードがあるからそれを店頭用にしよ〜— Y🇦🇺 ‘24ワーホリ (@rbifbftg) September 27, 2024
過去の口コミを見ると、「Sony Bank WALLETがApple Payに対応していない」という投稿もありましたが、2025年3月より対応しています。
それに対して日本で発行したWiseカードは、Apple PayやGoogle Payに対応していません。
オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・イギリス・アメリカなどで発行したWiseカードは、Apple PayやGoogle Payに対応しています。
留学・ワーホリで、どうしてもApple Pay・Google PayでWiseカードを使いたい場合は、渡航後に海外住所に変更してWiseカードを申し込みするのも1つの手です。
留学・ワーホリはWiseとソニー銀行を両方使う人が多い
留学・ワーホリで、Wiseとソニー銀行を検討する人も多いので、口コミを調査しました。
その結果、海外送金はWise、現地での支払いにSony Bank WALLETを使う人が多いことが分かりました。
●ソニー銀行→現地での支払い
(Sony Bank WALLET)
●ATM出金は、人によってどちらを使うか異なる
実際の口コミも紹介しますね。
とりあえず最初はこんな感じで↓
・現金が必要な時
→現地ATMでwise利用(1ヶ月で350NZDまで)・スーパーでの買い物
→ Sony Bank WALLETのデビットカード利用(事前に外貨普通預金口座にお金いれとく)・送金(家賃振込など??)
→wise利用— リポビタン@NZワーホリ中 (@Ripobitan1218) August 6, 2024
【WISEとsony bank walletの使い分け】
①海外送金はWISE
②現地支払いやATM利用はsony bank walletで使おうと思ってるけど、カナダ在住🇨🇦で同じように使っている人はどれくらいの比率で口座にお金預けてるんだろう?基本はソニー銀行で、まとまった送金の時だけWISEに移してるのかな🤔
— しゅんご🇳🇱オランダ移住/オランダワーホリ (@shungo_nl) October 14, 2022
上記のように、海外送金はWise、現地での支払い用にソニー銀行の外貨預金+Sony Bank WALLETを使うのがお得な方法です。
ただし、「使い分けるのが面倒」「両替も海外送金も1つにまとめたい」という人は、Wiseに絞るのがおすすめです。
参考:その他の口コミ
その他、参考になる口コミをいくつかピックアップしました。
●ソニー銀行は外貨両替できない時間帯がある
●短期留学ならソニー銀行だけでも良いかも
●帰国時など現地通貨を日本に送金するときはWise
それでは、口コミも見ていきましょう。
短期留学ならソニー銀行だけでも良いかも
短期留学などで多額の現地通貨が必要でなければ、Wiseを使わなくても良さそうという意見もありました。
ソニーバンクウォレット持ってれば、こっちの銀行でお金は引き出せますよ🙆♀️
私はカレッジの授業料払わないといけなかったので、wiseを使って現地の口座に送金しました。そういうのが無ければソニーバンクウォレットでやりくりしてる短期留学の子も実際いるので大丈夫だと思いますよ— Wakana🇨🇦🇯🇵 (@Vanwkn59) February 25, 2022
確かに、海外での滞在が短期間だったり、必要な現地通貨が少額の場合は、ソニー銀行のデビットカードだけでも間に合うかもしれません。
ソニー銀行は外貨両替できない時間帯がある
ソニー銀行の外貨両替は、原則24時間利用できますが、週末とメンテナンス時は取引停止になります。
Sony Bank WALLETでの支払いや海外ATMの利用には、影響ありません◎
詳しい取引停止時間は、取引停止時間帯カレンダーをチェックしてくださいね。
カナダ留学の時の外貨両替をソニー銀行口座でする場合、カナダ国内でも銀行アプリ内で🇨🇦ドル買う、お店でデビット決済でそのまま使えるし、ATMで🇨🇦ドル引き出せます。レートの良い時に外貨口座に移動するだけだけど、日本の深夜時間に取引できないのがネックかな。
— あやまる (@aya07snow) March 7, 2024
帰国時など現地通貨を日本に送金するときはWise
海外から日本にお金を送金するには、やっぱりWiseが必要です。
特に長期的な留学やワーホリでは、現地口座の残高も多額になるので、Wiseの海外送金がお得に安全でしょう。
現地で働くのであれば現地の銀行を作ることになると思うので、現地の銀行からWiseを経由してソニー銀行や日本の銀行に送る感じです!
現地の給料が入ってからはほとんどドルで生活することになるのでソニー銀行のほうは初期に使用しただけで今はそこまで使ってないです!— Narumi🇨🇦 (@Narumi178867) January 29, 2024
ソニー銀行からWise経由で現地の銀行に海外送金する手順
ソニー銀行からWiseに送金する時は、日本円を送ってから、Wiseのアカウント内で両替・送金することをおすすめします。
理由は2つ。
(多額だとソニー銀行の方がお得)
②ソニー銀行は海外送金に2週間~1ヶ月かかる
送金する金額によっては、Wiseの方が手数料が安く、受け取りまでの時間も短くすみます。
受け取りまでの流れ
メディアによって順序が若干違うこともありますが、内容は同じです。
- ステップ1Wiseアプリを開くまだの人はダウンロードしましょう
- ステップ2通貨と金額を入力少しスクロールすると、「送金手数料の計算ツール」があるので通貨と金額を入力して手数料を確認する
- ステップ3「送金する」をタップ※3,000円以上だとソニー銀行の方が安いので、最大1ヶ月待てる余裕のある人は検討しても良いかも
- ステップ4送金元の情報を入力口座名義など個人情報を入力
- ステップ5受取人を追加する受取人の口座情報を入力する
- ステップ6【初回のみ】本人確認書類をアップロード「身分証明書」「紙」「ペン」を用意します
※4桁の認証コードを紙に書きアップロードするため - ステップ7利用目的の選択適切な項目を選択します
- ステップ8Wiseへの入金方法を選択・入金選択した入金方法でWiseに入金しましょう
- ステップ9受取りあとは待つだけ
まとめ
Wiseとソニー銀行、どちらを使うべきかは、海外滞在期間や海外送金が必要か?がポイントです。
海外旅行・短期留学ならソニー銀行で十分ですが、長期の留学やワーホリの場合は、用途に応じてWiseとソニー銀行を両方使うことをおすすめします。
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