オーストラリアのタックスリターンを自力で申請したい!という人も多いですよね!
もちろん、自分でできます!安心してください!!
このページでは、「自力でタックスリターンしたい。1番リターンが多い方法は?」「稼ぎすぎた場合はどうしたらいいの?」など、できるだけタックスリターンの返金額が多く、節税できる方法を全力で詳しく手順を紹介しています。
流れはこんな感じです。
●自分で申請するのがおすすめな理由
●自分で申請するときの注意点
●具体的な申請手順(図解付き)
周りでリターンされると思ったのに稼ぎすぎて、逆に請求された…なんて人いませんか?
私も危うく支払いが発生しそうになりましたが、これから紹介する手順で無事に還付金をゲットしました!
なので、個人的には1番多くリターンがある方法だと思っています!ぜひ、参考にしてください。
オーストラリア│タックスリターンとは?
タックスリターンとは、日本でいう確定申告のこと。留学生やワーキングホリデーの人も、収入があった人は申告の義務があります。
リターンと言っているぐらいなので、申告内容によって払った税金が返ってきます。
1回目、2回目は忘れてしまったのですが、最後の年は2ヶ月働いて1,000ドルくらい戻ってきました。
もしも、タックスリターンをしない場合、罰金で1年につき最高で1,110ドルの支払いを命じられます。
恐ろしすぎるので、必ず申告しましょう!
申請期間
日本だと、1月1日~12月31日までの1年間の収入について申告します。オーストラリアは時期が少し違っていて、7月1日~6月30日までが会計年度になっています。
タックスリターンの期限は、個人で申告する場合は、毎年7月1日~10月31日まで。税理士に依頼した場合は、翌年の5月15日まで申請可能。
ただし、ワーホリや留学で帰国する人は、7月まで待たなくてもOK!早めの申告も可能です!
オーストラリア│タックスリターンの返金額が多くなる3つのポイント
タックスリターンの返金額を多くするためのポイントが3つあります!
1.自分で申請する
2.経費の申告もする
3.メディケア税の免除も申請する
それぞれのポイントについて、詳しく紹介していきます。
1.自分で申請する
タックスリターンの申請方法は、おもに2つあります、
●自分で申請する
●有料でエージェント・税理士さんにお願いする
1番のメリットは、費用をかけずに返金されるってところ。
エージェントの相場は、60ドル~80ドルくらい。そこまで高くはないですが、自分で申請する方法が解説されたブログも結構あるので、自分で手続きできるよ!って感じです。
経費の入力なども自分でしていくと、これも経費にできるそうだな。とかあれも経費にできたな!とか、次の年に役立ちそうな経験にもなりますしね!
それと、個人的には、自分で手続きした方が安心な面もあります。理由は次にご紹介します。
エージェントによっては怪しいことも...
私の場合は、ネット検索が趣味みたいなものなので、他の人のブログを見て自分でやっちゃいました。
しかし、他の日本人の友達は、韓国人の友達がお願いしたエージェントを紹介してもらって申告をお願いしていたのですが、金額が私より全然少なかったんですよね。
残念ながら、正確な金額は覚えていないんですが、すずめの涙くらいの金額でびっくりしました。
働き始めた期間や金額も、そんなに変わらなそうなのに何で??と謎でした。他の「友達も自分でやればよかった」と言っていました。
参考までに私があれ?感じたことは、
●ホームページが微妙
●連絡が遅い
●経費についてのやりとりがない
●メディケア(オーストラリアの国民保険)の税金免除について提案や案内もない
申請の最終画面で、返金の見積額が表示されるのですが、そのうちいくら手元に残るのか?などの内訳なども、エージェントから伝えられた様子もなさそうでした。
エージェントにお願いするのも、自分で手続きするのも、一長一短ですが、信頼できる方法を選びましょう。
もし、友達の紹介でもエージェントのホームページなどは必ず確認することをおすすめします。
2.経費の申告もする
タックスリターンでは、経費の申告もできます。経費とは、例えば、仕事着、靴、靴下など仕事に関係するものの出費のこと。
ワーキングホリデーの税率は、収入が年間45,000ドル以下の場合は15%。逆に45,000ドル以上の収入があると。32.5%に税率が上がります。
経費は収入から引かれるため、結果的に税率が下がり、返金額増える可能性があります。いわゆる税金対策です。
注意点として、金額の入力があるので、レシートをまとめておく必要があります。
基本的にはレシートの提出はありませんが、もしも提出を求められた時のために、タックスリターン後も保管しておきましょう。
もし、今回のタイミングで経費にできるもののレシートがない場合は、今後の参考にしてくださいね!
3.メディケア税の免除も申請する
メディケア(Medicare)とは、オージー向けの国民健康保険みたいなもので、ワーホリや学生ビザの人は入れない保険です。
メディケア税の免除の申請は、してもしなくてもどちらでもOKです。しかし、免除の申請をしない場合は2%が課税されます。
だったら、絶対に免除した方がお得ですよね?
そのためには『メディケア免除の証明書』が必要なので、タックスリターン手続きより先にメディケア免除の証明書の取得手続きを済ませておく必要があります。
メディケア免除に必要な証明書の取得方法は別記事をチェックしてください。
オーストラリア│タックスリターンを自分で申請するときの注意点
タックスリターンを自分でするときの注意点がこちらの2つ。
●間違えた時も自己責任
●イレギュラーな事態の時はエージェントに頼る
それぞれ補足していきます。
間違えた時も自己責任
専門家でもなければ、母国語でもないので、誤った理解や間違いはあって当然です。
私もあとから間違いに気づいたこともあります。
ペナルティが課せられたり、再提出を求められることもなく、普通に口座にリターンされましたが。
そこまで気にしなくても大丈夫だとは思いますが、自分でやるからには入力内容の確認はしっかりしましょう!
イレギュラーな事態の時はエージェントに頼る
後ほど紹介している手順を実際に進めていって、もしもリターンの見積額がマイナスになるなど、あれ?という時は一旦ストップしてください。
40ドル、50ドルなど、ちょっとくらいのマイナスならまだ良いですが、明らかに何かがおかしい!というときは専門家に相談するのが無難です。
もしものために、代表的なタックスリターンのエージェントもご紹介しておきます!
代表的なタックスリターンのエージェント
エージェントにタックスリターンをお願いしたい場合の参考として、代表的なエージェント3社と費用がこちらです。
●EXPRESS TAX OFFICE:55ドル(割引価格)
●EZY TAX SOLUTIONS:128ドル
●express tax:記載なし
めんどくさいなって人はお願いしてしまっても全然いいと思います。
ただ、エージェントによっては、メディケア税免除は別料金で上記より高くなるケースもあるようです。
もし、エージェントや税理士さんにお願いする場合は、ちゃんと信頼できるか?どこまで対応してくれるのか?を確認するようにしてくださいね。
オーストラリア│タックスリターンを自分で申請する手順
タックスリターンの時期になると、働いていた会社からメールや書類で必要な情報が渡されます。
あるいは、周りがタックスリターンの話を始めるので、そうなったら、以下のような流れで手続きをしましょう。
(0.別途、メディケア税免除の申請)
1.mygovでアカウントを作成する
2.mygovとATOをリンクさせる
3.ATOにタックスリターンの申請
上記の1~3だけでも問題はありません。
メディケア税免除は選択可能なので、面倒な人や期限がぎりぎりの人はなしでも良いでしょう◎
読み進めてどうするか決めるのもOK!
準備するもの
タックスリターンの申請時には、以下のものを準備しておきましょう。
●pay sammaryやpay slip
●経費のレシート
●メディケア税免除の証明書(MLEC)
ペイスリップなどは、会社によってはメールで送られてきているので、見逃さないように注意してくださいね。
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1.mygovでアカウントを作成する
まずは、『mygov』というオーストラリア政府のオンラインサービスでアカウントを作成します。
こちらのページで『アカウントを作成(Create account)』をクリック。
作成方法は2つの選択肢がありますが、私はEmailを使って作成したのでEmailで紹介します!
同意画面になるのでチェックして『Next』をクリック。
Emailアドレスを入力すると、コードが送信されるので確認して入力。案内に沿って電話番号の入力と認証もしましょう。
パスワードや秘密の質問などを設定するとアカウント作成は完了するので、そのままmygovにログインします。
2.mygovとATOをリンクさせる
ログイン後、サービスからmygovとATOをリンクさせます。
『Link a service』をクリック。
『Australian Taxation Office(ATO)』を選択。
このようなページになるので、下の方にある『同意』をクリックして進みましょう。
さらに以下の情報を入力します。
●氏名
●生年月日
●TFN
●住所(※TFNを申請した住所)
そのあと、『銀行口座』『スーパーアニュエーション口座』など6つの項目の中から2項目を入力するように指示されますが、おそらく『マッチしない』などのエラーで進めません。(問題なくリンクできた人は気にしなくてOK)
画像には表示しきれませんでしたが、下の方に『use linking code』といったボタンがあるのでクリックします。
表示されているATOの番号に電話して、リンキングコードをもらいます。
●電話番号:132861
●受付時間:平日AM8:00~PM8:00
本人確認をされるので、TFN・電話番号・パスポートなどを準備しましょう。
電話での受け答えが難しい人は、誰か助けてくれる人を呼んでおくことをおすすめします。
その後、リンクできるようになったら、mygovにログイン。
ログイン後、サービスの中の『Linked services』の『Australian taxation office』をクリックして、いよいよタックスリターンの申告に入ります!
※前年度にタックスリターンでエージェントにお願いした人は、エージェントが次年度を『申請なし』で登録していることがあります。
その場合は、今年の分を申請するための『Prepare』や『Lodge』などのボタンが表示されない可能性があるので、ATOに電話して対応してもらいましょう。
3.ATOにタックスリターンの申請する
まずは個人情報について。
そのまま流れに沿って入力していきます。
①連絡先の入力
②銀行口座の入力
③申告内容に確認
このページでは、まずYes or No で以下の質問に回答します。
●いつのタックスリターンなのか?年度の確認。
●その期間、オーストラリアにいたかどうか?の確認
●配偶者の有無の確認
その後は、当てはまる項目にチェックを入れていきます。
●オーストラリアでの収入についての項目
●スーパーアニュエーションに関すること
●経費として申告したいもの
例えば、仕事着など仕事に関するもの、ギフト、その他あれば。
ここまで出来たら、次の④に進みます。
④給与や経費の詳細を入力する
ここでは、勤務先でもらったpay sammaryやpay slip、経費などを実際に入力します。
勤務先が届け出ているので、ほぼ入力されていると思いますが、念のため確認しましょう。
結構大事なのが”Deductions”の経費のとこ!
仕事着、靴、靴下などなど$300までは申請できるのでおすすめです。
経費の入力は以下のように細かく分かれていますので、項目にあった場所を入力・編集してください。
※レシートは必要なものですが、言われない限り提出の必要はありません。
車の経費についての注意事項
家から職場の通勤は、基本的には経費にできません。
ただし、以下のようなことは例外として、経費扱いにできます。
●勤務先が固定されていないケース
●仕事で必要な工具や機器、備品の持ち運びで車が必要
など
メディケアについての入力
メディケアとは、オージー向けの保険でワーホリや学生ビザの人は入れない保険です。
最初は以下のように入力すればOK!
ここが人によってわかれます!! ↓↓
ワーホリと学生ビザの方はメディケアに加入できないので、『Yes』にして申請するのがおすすめ。
しかし、若干面倒です。というのも別途書類申請が必要だからです。
そこまでしなくていいやって人は『No』でも問題ありません。
金額的に、どのくらい変わるのか?までは正直わからないので、この後の手続きを見てから決めてもいいと思います!
※メディケアの申告について『Yes』を選択した人は、必要な書類について別記事で解説しますね!
この選択したあとも入力は少し続くのでもう少し頑張ってください。
帰国後のタックスリターンの人のために覚えておくこと!
メディケアの項目が終わると、最後の項目!
・誰が申告しているのか?
・翌年もタックスリターンするのか?しないのか?
選択します。
帰国後にタックスリターンするときは、今後はタックスリターンしないよ!と伝える項目があったなぁと頭の片隅に入れておきましょう!
下の方にいくと、タックスリターンの見積額が出てきます。
紙で印刷しない人も念のため、PDFで保存してから、Lodgeしましょう。
※メディケアの申告について『Yes』を選択した人は、必要な書類そろってからLodgeします!
少しでも回収したい人は、メディケアの申請も頑張りましょう!
面倒なだけで、難しくありません。とりあえず、やり方の確認だけでもみてください。
まとめ
いかがでしたか?参考になれば幸いです。
オーストラリアのタックスリターンの申請手続き自体は、そこまで難しくはありません。
書類などの準備が必要なので、複雑そうに見えますが。
帰国時のタックスリターンについては、別途記事があるので、そちらも参考にしてくださいね!
ありがとうございました。